滋賀県生活と健康を守る会連合会の介護保険・保険料学習会
以下の文章は学習会について「しんぶん赤旗」通信記事として送ったものです。
滋賀県生活と健康を守る会連合会は5月20日、全日本年金者組合大阪府本部副委員長中矢道一氏を講師に介護保険と保険料についての学習会を行い、県下各生健会や赤旗新聞を見て大阪から参加された女性など約30人の参加でした。
6月の中頃には2017(平成29)年度の介護保険料額決定通知書がおくられてきますが、介護保険料が高くて大変という相談が増えている、審査請求は出来ないのかという声にこたえての学習会でした。
中矢さんは、最初に国民健康保険は社会保障と位置付けられているが、介護保険は社会保障と位置づけされていないこと。年金は後払いなのに介護保険料は先払いで年金者にとっては大変な矛盾であること。また、労働者や国保の被保険者は介護保険支援金が徴収されているが介護保険被保険者出ないので不服審査請求ができない制度になっている、と介護保険制度の矛盾を明らかにされました。
そして、大阪では全日本年金者組合大阪府本部や全大阪生活と健康を守る会連合会、介護保険料に怒る一揆の会が共同して、介護保険制度は発足した2000年から2015年度の16年間で合わせて14,292人の被保険者が介護保険料不服審査請求を提起して闘い、堺市では保険料の引き下げを勝ち取った経験が紹介されました。
参加者からの、不服審査請求に際しての具体的段取りなどについての質問もあり、各生健会での闘いの第一歩となる学習会でした。
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